どっくんの場合と私の場合

あんまりここに暗い内容は書きたくなかったんで黙ってたんですが、どっくんのレンジャーを読んで3ヶ月前の事を思い出してしまいました。ちょっと内容が重いし暗いんで隠します。
去年の10月2日にうちのウサギを病院に連れてったことを書いてるんですが、実は4日の朝に私が起きたら死んでました。たぶん病院が嫌で元気なふりをしてたんだと思います。それが余計負担になっちゃったなーと思ったのは、病院に連れて行った日の夜でした。3日は本当にぐったりしてたので今日は本当にヤバいなーって思ってたし、このままぐったりしてるのもかわいそうだなーとか考えながら寝ました。
で、朝になってみたらすっかり冷たくなってたんですが、そこからパソ子を立ち上げてウサギを焼いてくれる業者を探したり、会社にも連絡したりと送り出すまでは本当にバタバタしてたんですが、気が張ってたせいかそんなに強い悲しみはありませんでした。
で、午後から会社に行ったら周りも気を使ってくれて、明るい感じで「不幸があったようで」って言うもんだから私も調子に乗って「お香典受け付けてますよ」とか言ってたんですが、家に帰るとケージの中にウサギはいなくて「あ、そうか。死んじゃったんだ」って現実が見えてきました。その日の夜からは10年間ほぼ毎日やってたケージの掃除をいきなりやらなくてもいいようになって、その時間をどうしていいかわからなくなりました。生活ペースがつかめないというか。
それからしばらくはケージを見ては「あれ?いない!・・・あ、そうか」って思うのが何日も続きました。
死にそうになってからと、死んでから何度も思ったことは「私が飼っててこのウサギは幸せだったのかな」ってことでした。10年も病気らしい病気は全くしないで長生きしてくれたし、飼い主からしたら抱っこさせてくれないこと以外はほんとにいいウサギだったんだけど、ウサギの立場からしたら4回も引越しするわ、体がでかくなってきてるのにケージは狭いまんまだわ、毎日外に出して遊んだ訳じゃないわでそんなにいい暮らしだったとは思えないんですよね。「こうしてあげればよかった」とかマイナスのことしか頭に浮かんできませんでした。
でもこういう気持ちってほんとに時間にまかせるしかないと思うんです。だからどっくんの「わかりません」っていう気持ちはわかります。私もここにその事を書いて気持ちの整理を付けたかったけど、書いてしまったら死んでしまった事実を認めなきゃならないのがイヤで書かなかったし。いや、事実死んじゃってるんだけど。

ちょうど今もレコメン聴いてますけど、その日の夜もレコメン聴いて救われたなぁ。
うわー、書いたらその時の感情を思い出した。うん、やっぱり命って重いですよ。